今日は私が中学生の時、突然幻聴が聞こえて苦労した話をしたいと思います。
結論を言うと現在は聞こえていません。ですが病院には行きませんでした。というか当時の私は病院に行きたくありませんでした。
ですが高校に進学すると同時に自然と聞こえなくなったので、もし悩んでいる人がいれば少しでも参考になればと思って書きます。
…とは言っても、参考になるか分からないくらい曖昧な事だらけですが、そこまで暗い話ではない筈?なので、ちょっとだけ昔話をさせて下さい。
周りに誰もいないのに声だけははっきり聞こえてくる
中学時代の私は周りに馴染めず、続けていた部活も退部してから同じ部員の子とも疎遠になり所謂ぼっちでした。でも、当時は一人が寂しいとは思っていませんでした、寧ろ一人の方が気が楽でした。私が学校生活で一番辛かったのは同調圧力だったからです。
部活に所属しないといけない、受験の為に塾に行かなければいけない、友達は沢山いなければいけない、学校や塾で一人で過ごしてはいけない…他の子にとっての普通の事でも、常に他人が近くにいる環境に居なければいけない事が、私にとっては強いストレスでした。
そんなある日、いつもの様に一人で下校していると何処からか声が聞こえてきました。その声の大きさは隣で会話している様にハッキリと聞こえました。その声は笑いながらこう言いました。
「なぁ、あいつキモくね?」「キモいから叩いてやろうぜ!」
…前述の通り私は中学ではぼっちです、しかもその声は小学生くらいの男の子の声でした。
えっ何、最近の小学生怖っ!と思い、身構えて辺りを見回しましたが…周りに誰も居ませんでした。
その後走って家に帰りました。その間も周囲を警戒しましたが…周りには下校している小学生なんて一方も居ませんでした。
その日以降、近所でお祭りあったので、小学生時代の友達と遊ぶ約束をして待ち合わせしていると時にまた男の子の声が「今日お祭りなんてねぇよ、なにアイツ(笑)」(ちゃんと開催してました)
また別の日、一人で下校していると今度は同い年くらいの女の子の声で「何で一人で勝手に帰っちゃうの?最低。」(だからぼっちだっつってんだろ!)
…といった感じで、聞こえてくる頻度は少ないですが確実に声は聞こえていました。ただ聞こえるだけなら無視すれば良かったのですが…段々実生活でも影響が出てしまいました。
聞こえてくる声が幻聴なのかリアルなのか区別がつかない!
前述通り、私は中学では周りの子と馴染めずぼっちでした。なので、実生活でも意地悪な事を言ってくる子も少なからずいました。
ですが…私は相手に何を言われても無視していました。厳密にはタイトルの通り反論したくてもそれがリアルが幻聴か分からなかったからです。
幻聴も、意地悪を言ってくる方も、大体同じような事を言ってきます。幻聴が聞こえてるわけですから、ある日突然幻覚が見えてしまっても不思議ではありませんでした。
そう思ってしまうと、段々実は目の前に人なんていないのかも…と思い、これが幻聴なのか…それとも現実で実際言われてるのか段々分からなくなってしまいました。
なので、中学校では殆ど誰とも口を聞きませんでした。誰かに相談したいとも思いましたが、
「こんな事を家族や友達に話したら頭がおかしい奴扱いされる。隔離病棟に入れられてしまう。」
…と思った私は、その事をずっと隠して過ごしていました。
当時は統合失調症やPTSDなんて言葉は世間に浸透してませんでした、私もテレビで精神病院の特集を見て以来、精神病院は怖い所…という安易な認識で誰にも言えませんでした。
なので、大人になった今も両親は私が幻聴を聞こえていた事を知りません、当時は精神的に不安定だった事は分かっていたみたいですが…。
ですが、私も幻聴に振り回される生活は嫌で、今の環境を変えれば多少は聞こえなくなるかも…と思いある行動を起こしました。