[考えてみた]40代から60代のひきこもりが増えている背景について

部屋で一人新聞を読む男性の写真色々考察

私はまだ40代ではありませんが、決して他人事じゃねぇなコレと思ったので語らせて貰いたいと思います。引用が多めになるけど許してねっ!

ひきこもりと言われると大体10代から30代の若い方が多いイメージですが、今回内閣府で初めて40代以上の方でひきこもりになった方の推計調査が行われました。

対象は40代から60代、今回は専業主婦の方も含めて6ヵ月以上外出していない方をひきこもりと認定しています。

対象の年齢の方が居る5000世帯に訪問調査し、その内3248人から回答を得たらしいので信憑性は高いと思います。

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高齢者のひきこもりの総数は若者と同規模

 内閣府は29日、40~64歳でひきこもり状態にある人が全国推計で61万3000人に上るとの調査結果を公表した。自宅から出ない生活が40代以降で始まった人や「専業主婦」とされながら実態はひきこもりだったケースも判明し、若者の問題とされてきた「ひきこもり像」の転換を促す結果だ。

(中略)

内閣府によると、年齢の内訳は、40代が38%、50代が36%、60代が26%。ひきこもりになった年齢が39歳以下の人は4割程度で、6割は40歳以上だった。期間は「7年以上」が47%と半数近くを占めた。

変わる「ひきこもり」像 中高年も きっかけは「退職」が最多/毎日新聞

ちなみに、15歳から39歳でひきこもりになった若者は56万人、15歳から34歳が2.1%を占めているそうです。

若年無業者(15~34歳の非労働力人口のうち,家事も通学もしていない者)の数は,平成14(2002)年に大きく増加した後,おおむね横ばいで推移しています。平成26(2014)年は56万人で,前年より4万人減少した。15~34歳人口に占める割合は長期的にみると緩やかな上昇傾向にあるが,平成26年は2年連続で低下して2.1%となっています。年齢階級別にみると,15~19歳が8万人,20~24歳が14万人,25~29歳が16万人,30~34歳が18万人である。

平成27年版 子供・若者白書(全体版)/内閣府

 ……ヤバくない?

高齢者と若者の引きこもりの方の数が同じくらい、40代の方が多いのは就職氷河期(ロストジェネレーションとも言います)に直撃した影響もあると思います。

就職氷河期とは…

就職氷河期とはバブル崩壊後の就職が困難になった時期のことを言い、具体的には1993年から2005年までを指すと言われます。就職氷河期とは求人情報誌を作っていたリクルート社の造語です。

就職氷河期って何?/エン転職

それにしても同じくらいになるのは何かしら背景がある筈!と思ったので、何でこんな事になってんの?という背景をちょっと考えてみました。
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生活していく為に企業に依存する働き方に限界がきている

どこでも良いから会社に就職すれば後は定年まで安泰…とは、とても言えなくなってるんじゃないかと思います。
中には「専業主婦の人も含めてるから多いだけじゃね?」と思う人もいるかもしれませんが、実際ひきこもりになった方々は理由をこのように述べています。
 きっかけは「退職」が最多で「人間関係がうまくいかなかった」「病気」が続く。過去の調査で除外していた専業主婦らも、生活状況によってはひきこもりと認定した。性別では4分の3が男性だった。
そう、高齢者でひきこもりになっている方の殆どが男性です。
ブラック企業なんて言葉が周知され、それでも尚改善はされず体を壊して入院してしまう人が増えています。真面目な人ほど働く上でのダメージが大きい、そんな印象です。
企業が欲しい人材に合わせて働こうとすると、結果的に人間の方が先にまいってしまう働き方がこのような結果になっているんじゃないかと思います。
というか、朝早く起きて満員電車に乗って、人によっては終電ギリギリまで働かなければ生活していけないとか、誰でもストレスが溜まります。そういった生活が当たり前で、誰も疑問視しない。
そんな生活に対応出来ない奴は甘えだ!ダメ人間だ!…みたいな風潮がひきこもりの方が増える原因になっている気がします。もっと自由度がある働き方がしたいですね。
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日本に蔓延る年齢の呪い、年齢を理由に足踏みしてしまう

これはひきこもりの方以外にも言える事ですが、いつまでも古い価値観が残っており、現代の生き方に合わない価値観に縛られて苦しむ人が多い気がします。
例えば、女性なら結婚・出産したいなら20代がピーク!(そんな事ありません)とか、男性なら30代までに就職・彼女が出来ない奴は人生終了!(嘘です)…みたいな。
それは会社でもあると思います、就職支援関係でもひきこもりと言えば若者…みたいな印象が強いのか参加出来る年齢は20代まで…なんて年齢制限があったりします。
本人にどれだけやる気や再就職する意思があっても、企業がそれを許さない…なんて印象があって中々次のステップに踏み出せない人が多いんじゃないかと思います。
それはご家族も同じ、自分に万が一何かあったらこの子はどうなるんだろう…と心配してしまい、つい家族がひきこもりの方にきつい言葉や圧力をかけてしまう人もいるでしょう。
もう年齢で人材を決める時代にも限界が来てるじゃないかと私は思います。
人手不足と言うならもっと幅広い年齢層の方を雇えば良いと思うのですが…そういった人達をきちんと教育・指導する人が少ない事も年齢縛りをする原因の一つなのかもしれません。または低賃金で若者を集めないと経営が回らないダメ会社なのか。
海外から来た労働者の方でさえ雑に扱ってしまう会社が多いのが一番問題です。
そろそろ元号も変わりますし、この機会に怪しい企業は全部ガサ入れしてくれないかなぁ…。
もっとのびのびと生きていける世の中にしたいですね。
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