[考えてみた]新入社員の早期退職に対する若者と年長者の意識の差について

不安げな表情の女性とピンボケしている男性の写真色々考察

私も大分前ではありますが、さっさと辞めた新入社員の一人でもあるので語らせてもらたいと思います。

ネットだと新入社員がすぐに辞めてしまったエピソードが笑い話として呟かれています。

そんな中、厚労省が雇用保険に加入した新入社員を対象に退職を考えているか、また退職した新入社員の調査を実施したそうです。

最近の新入社員は1年で8人に1人、3年で3人に1人が退職を検討している!

 厚労省が2018年10月に発表した「新規学卒就職者の離職状況」によると、2015年の大卒の新規学卒就職者(新卒)が1年で会社を辞める率は11.9%と、約8人に1人にも上る。さらに3年以内の退職率になると31.8%と、約3人に1人が新卒で入った会社を辞めていることが分かった(新規学卒として雇用保険に加入した者が対象の調査)。

新卒社員の約8人に1人が1年以内に会社を辞めている?「仕事が嫌なら逃げてもいい」新社会人に贈る言葉に賛否/nifty

……ネタにして笑っていられる数字ではないと思います。

只でさえ少子化、若者が少なく高齢者が多い日本でこれはマズイでしょ…思いますが、ブラック企業が表立って批判される世の中になってきたので、若者のフットワークが軽くなるのも必然だと思います。

同記事では今の時代の変化を理解しつつも、以下の通りすぐに辞めてしまう新入社員を以下の様に非難しています。

 確かに、若い世代にとっては就職先や働き方に多くの選択肢がある時代である。1960~70年代の高度経済成長期は「終身雇用制度」や「年功序列」が当然の時代だった。しかし、現在は大企業でも早期退職希望者を募るなど、かつての「就職さえすれば定年まで安泰」という前提は通用しなくなっています。時代が変化する中、自分に合わない仕事を続けるメリットはないのも事実といえるだろう。とはいえ、安易に「退職すればいい」との短絡的な思考に陥るのも考えものだ。

日本はまだまだ転職に関して古い価値観があり、転職回数が多いことが嫌厭される傾向にある。実際に、3年未満でキャリアチェンジをした人は転職市場でどう評価されているのか。

「日本の企業は3年以内の転職に抵抗があるところも少なくないようです。特に3年以内に会社を辞めた人材はスキルがないと判断されることも多く、『忍耐力がないのか』『長期的なスパンで会社の成長を把握する力がない』などとマイナスなイメージを持たれることも多々あります」(転職サイトのエージェント)

新卒社員の約8人に1人が1年以内に会社を辞めている?「仕事が嫌なら逃げてもいい」新社会人に贈る言葉に賛否/nifty

一方、別の方が書いた記事では以下の様に新入社員に対して称賛と期待の言葉が…。

新人がプライベートばかり重視するという話も実は毎年のことです。新人に対して「情熱がない」と不満を漏らしている中間管理職はいわゆるバブル世代が多いのですが、1980年代の報道を見ると、当時の新人(つまり今の中間管理職)は、遊びにいくことばかり考えている、私生活が最優先、会社に忠誠を尽くさない、といった話のオンパレードです。しかも、新人たち自身のコメントを見ると「私たちは、上の世代のような会社人間には絶対にならない」といったものが多くなっていますが、30年後に彼等がどうなったのかについては説明するまでもありません。

いつの時代においても新入社員の3割が3年以内に会社を辞め、その後も会社に残った社員はほぼ確実に会社人間となり、やがては「最近の若者は・・」といって新入社員を批判するという流れがずっと続いているのです。

毎年3割の新人が3年以内に会社を辞めているのだとすると、今、管理職になっている世代の人も、同期入社の3割が会社を去っているはずですが、どういうわけかその記憶がないようです。おそらく仕事のことで頭がいっぱいで、去って行った同期のことはあまり覚えていないのかもしれません。

今、中間管理職になっている人は、自分も若い時は、会社に縛られたくないと強く思っていたはずですから、それを思い返してみる必要があるでしょう。

一方、新社会人は、上の世代から批判されるのは毎年のことですから、いちいち気にする必要はありません。むしろ20年後にはほとんどの人が、今の上司のように完璧な会社人間となり、若手を批判している可能性が高いですから、もし上司を見て「醜い」と感じたのであれば、そうならないように自分を律していく必要があるでしょう。

「最近の新人はすぐ辞める」、実は毎年恒例 今の新入社員も20年後には完璧な会社人間に?/YAHOO JAPANニュース

個人的な感想ではありますが、YAHOOの記事は何となく若い方が書いたのかな?という印象があります。何でこの様に年長者と若者の間で退職に関する意見がこんなにも食い違うのか。ちょっと考えてみました。

ネットが普及した事で社会の悪い部分が伝わり易くなった
井の中の蛙、大海を知らず…なんて言葉もありますが、学校や会社など、一定のコミュニティーに居続けると、そこでの常識が世の中の常識だと思ってしまいがちになります。
なので、昔は例えブラック企業に勤めている人でも、「これが世の中の現実だ、これが当たり前なんだ…。」と思って受け入れてしまい、中々今の環境が異常だと理解しづらかったのではないかと思います。
それに比べ、今はtwitterやfacebook、Instagramなどネットを通して自分が知りたい情報が簡単に手に入ります。
匿名性も相まって、社会人の愚痴や不満が自然と若者の目や耳に伝わり易くなり、会社の方針が全て正しい訳ではない事が明るみになった事も原因だと思います。
辞めてしまうにしても、新卒として入る会社はあくまでスキルアップや実績作りと考え、自分が本当にやりたい仕事に転職するという働き方も若者に広まっています。

生きた時代と会社に対する依存度の違い

記事でもありましたが、終身雇用や年功序列、この二つのおかげで新入社員の上司となっているだろう方々は将来をそこまで悲観視していない様に感じます。
以前考察?考えを書いた様に40代から60代のひきこもりの方もいる現実があるので、全ての人がそうだとは思いません。ですが、一つ会社に尽くしていれば将来は安泰だ…という認識が今も根強い様に感じます。
だから多少のリスクを負ってでも転職を繰り返す若者の行動が理解出来ず、同時に会社に尽くす頃が安定した暮らしをする為に一番の方法だと考えているからこそ、根性が無い様に感じて批判が生まれるんじゃないかと思います。
一方、新入社員の方は当たり前ではありますが、まだ会社にそこまで愛着はありません、中には内定を貰ったから仕方なく入社した…なんて人も少なくは無いでしょう。
リーマンショックや就職氷河期などを経て、就職が厳しい事は若者は理解しています。
その上、年金を払っていても自分たちが高齢者になる頃には満足に貰えない。物価や税金は高いのに貰える賃金は少ない事など、真面目に働いている筈の社会人達の幸福度が低い世の中です。
若者はとにかく不安でいっぱいです。不安だからこそ、嫌だと思ったらすぐに退職して新しい会社を探すんだと思います。
また、一つの会社だけに留まるより将来自分が困らない様に副業をしたり、投資信託をしたりと色々な事に挑戦する事で何が一番自分に合った働き方なのか試行錯誤しているという印象が強いです。
まとめ
こればかりは、生きた時代があまりにも違うので分かり合えないのは仕方ないのかな、と思います。
そしてどちらの考えが正しいという問題でもないと思います。
もっと会社側が社員に寄り添える制度が出来て欲しいですね。
それでは。
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