「遥かなる時空の中で5」の主人公、蓮水ゆきは何故多くのプレイヤーから嫌われてしまったのか考察してみた

遥かなる時空の中でシリーズ
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※こちらの記事は「遥かなる時空の中で5」の主人公、蓮水ゆきちゃんに対するプレイヤーの反応について自分なりに考察する記事です。

 

一部キャラのシナリオのネタバレが含まれているので、苦手な方は閲覧をお控え下さい。

また、主人公に対する対して批判的な意見が含まれます。

蓮水ゆきちゃんが好き!批判的な意見は見たくない or不快と思う方はブラウザバッグをお願いします。

 

前回のレビュー記事で書こうと思ったんですが…長すぎたので分けました_(:3」∠)_

私が遥か5をプレイした感想を知りたい方は、以下の記事からどうぞ。※長文注意

[ゲーム感想]「遥かなる時空の中で5」の良い点と悪い点をレビュー
※こちらの記事は「遥かなる時空の中で5 (PSP版)」のゲームシステムやメインシナリオの感想について書いています。 また、一部キャラのシナリオのネタバレが含まれています。 感想を書くにあたって今作に対して批判的な内容が多...

 

レビュー記事でも書きましたが、私個人としてはゆきちゃんは決して嫌いなキャラではありません。

 

時々「うーん…。」と思う行動や言動はありましたが、嫌悪する程ではありませんでした。

ですが…ネットでググると、主人公にヘイトが溜まっています。

実際Googleで「蓮水ゆき」で検索すると…

蓮水ゆき サジェスト

…サジェストがこんな感じです。

 

ちなみに、歴代主人公達のサジェストもフルネームで検索すると…

  • 1のあかねちゃん ⇒「衣装」
  • 2の花梨ちゃん⇒「衣装」
  • 3の望美ちゃん ⇒「かっこいい」
  • 4の千尋ちゃん ⇒「髪型」

という感じでした。(一発で出なかった子は1つ空白を入れています。)

 

こんな調子なので、

  • そもそも、歴代主人公は何故プレイヤーに好かれたのか
  • 蓮水ゆきは何故嫌われたのか
  • では、どうすれば良かったのか

以上3つの点を個人的な視点で語りたいと思います。

また、おまけとして私がゆきちゃんをそこまで嫌いじゃない理由を語りたいと思います。

 

先に書いておきますが…以下の内容は、あくまで私の主観で語っています。

「こんな風に考える奴も居るんだな…。」と思って読んでいただければ幸いです(;^ω^)

 

PSP作品をディスプレイでプレイしてみたい方は、以下の記事を参考にしてみて下さい。

PSPを液晶モニターでプレイするおすすめの方法&設定を解説
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他のナンバリング作品の感想を知りたい方はこちらの記事をどうぞ!

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そもそも、歴代主人公はどういった点がプレイヤーに好かれていたのか

遥かシリーズは恋愛シュミレーション要素がある作品なので、主人公対しては…

  • 自分の分身
  • ゲームキャラクターの一人

主にこの2つの視点で、主人公を動かすプレイヤーが多いと思います。(他にあったらごめんなさい<(_ _)>)

あくまで個人の意見ですが、歴代主人公に一貫していると思う特徴は、

 

主人公に対して共感出来るか、または魅力的であるか…だと思います。

 

例えば、初代主人公のあかねちゃんと遥か2の花梨ちゃんは、どちらかと言えば無個性主人公の部類です。

しかし、あかねちゃんも花梨ちゃんもどこにでも居る普通の女子高生として描かれ、プレイヤーから見てもその性格に癖がありません。

 

なので、プレイヤーは主人公と同じような価値観、または同じ視点で物語が進む事が出来るので比較的親しみやすい主人公達だったと思います。

選択肢内でも、プレイヤーが想定している展開から外れる言動や行動は取らないので、

共感出来る主人公として役割を果たしていたと思います。

 

一方、遥か3の望美ちゃんと遥か4の千尋ちゃんは、性格が分かりやすく個性がしっかりついているRPG的な主人公です。

二人共は性格がしっかり設定されており、自分の分身として見るにはちょっと難しいキャラです

 

ですが、3の望美ちゃんは勇ましく格好良い印象を与え、4の千尋ちゃんは最終的に国王としてしっかりした性格に変わります。

プレイヤーの分身としての役割が薄くなってしまいますが、代わりにきちんと精神的な成長を描いていて1人のキャラクターとして魅力が表現されています。

なので、個性が光っている分魅力的な主人公として役割を果たしていたと思います。

 

このように、歴代主人公は…

  • 元々は普通の女の子
  • プレイヤーが共感しやすい性格
  • 主人公として何かしらの役割は果たしている

以上3つの点が共通しているので、きちんと主人公らしさがあり、プレイヤーから受け入れられていたと思います。

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蓮水ゆきちゃんの何がダメだったのか

では歴代主人公に比べて、何故ゆきちゃんは当初多くプレイヤーから反感を買ってしまったのでしょうか。

プレイヤーによっては「ここも嫌!」と思う箇所は多々あるとは思いますが、個人的に主人公としてダメだと思った点を挙げたいと思います。

  • 設定が特殊過ぎて共感しづらい
  • 言動・行動に共感がしづらい
  • 徹底して主人公にだけ甘い世界観&登場キャラ以外の命の軽視
  • 乙女ゲーなのに恋愛的なイベントに対して反応が薄い
  • 「戦う巫女」という設定が、ゆきちゃんのキャラに噛み合っていない

設定が特殊過ぎて共感しづらい

あくまで個人の意見ですが、ゆきちゃんの大きな特徴であり欠点は、その特殊な設定だと思います。

 

ゆきちゃんの設定をざっくり羅列しますと…

  • 帰国子女
  • 資産家の娘(※公式設定です)
  • フェンシングの大会で賞を取る実力者(※公式設(ry)
  • イケメンの幼馴染がいる
  • ちょこちょこ熱を出す病弱体質

こんな感じです。

 

どちらかと言えば3の望美ちゃんや4の千尋ちゃんのような、個性があるRPG系の主人公です。

ですが、ハイスペック&恵まれた環境で何不自由なく育った病弱主人公に…一体何人のプレイヤーが共感出来るでしょうか。(;^ω^)

 

人に寄っては「主人公なんだし、これくらい盛っても良いんじゃない?」と思う方も居ると思います。

では、これの何が問題かと言うと…

設定が濃い割には、ゆきちゃんが1人のキャラとして全く魅力を感じない事です。

 

どういう事かと言うと、これだけ設定を盛られていれば例えば…

  • 資産家の娘だから甘やかされて我儘だった or 両親が構ってくれなくて辛い幼少期を送った
  • 病弱な自分が嫌 or 幼馴染もやっているから体を鍛える為にフェンシングを始めた
  • イケメン幼馴染に崇拝されるだけの性格の良さが分かるエピソード

…など、いくらでも、蓮水ゆきちゃんという一人のキャラの内面を掘り下げられる要素が出来ると思います。

ですが…本編では現在の環境に至るまでの苦労や何かしら努力をする描写が一切ありません。

なので、何の苦労なく与えられた環境に浸っているキャラにしか見えません。

 

一応過去のエピソードは語られますが、瞬さん(幼馴染の一人)が遊園地で迷子になったゆきちゃんを見つけてくれたとか、

父親に叱られた都に親切にしてくれた…などエピソードはあります。

ですが…そんなふわふわしたエピソードでは、何故幼馴染達はあんなにもカルト宗教の如くゆきちゃんを慕うのかの説得力がありません。

 

それなのに、幼馴染は「ゆきは必ず守る!」とか「私の天使!」と言われても、

主人公に対してそういった感情に至るまでの経緯を知らされていないプレイヤーから見れば、

主人公は無条件で慕われ崇拝されているようにしか見えず、主人公と幼馴染達の姿は「えぇ…何この人達、怖い(;´Д`)」としか思えません。

言動・行動に共感がしづらい

「ゆきちゃんが嫌い!」と思う方が多い要員は、主にこの部分だと思います。

1)何度叱られても反省しない

遥か ゆき1

まず、メインシナリオやキャラとの交流シナリオで目立つのが、

  1. 主人公が一人で行動する
  2. 何か起こる
  3. 瞬 or チナミが叱る
  4. 主人公が謝る

…という下りです。

 

これがプレイヤー側の選択肢をミスした結果だったり、やむを得ない状況なら許容出来たと思います。

 

ですが…

遥か ゆき2

その後も似たような行動を繰り返して怒られます_(:3」∠)_

 

おまけに、主人公が勝手に行動する時にあまり選択肢が出て来ません。

例え選択肢が出てきてプレイヤーが「いいえ」を押しても、「でも気になるから行く!」と行ってしまう事が多々ありました。

無鉄砲なのはある意味主人公らしさ…というか特権?と言えるかもしれません。

 

ですがシミュレーションゲームにおいて、プレイヤーがゲームに干渉出来る場面は、

マップの選択だったり、選択肢で主人公の行動を操作する時だけ…という作品が殆どだと思います。

 

それなのに、自分が選んだ選択肢を無視する行動をされてしまうと、

プレイヤーにとって言う事を聞かない操作キャラ(この場合はゆきちゃん)にヘイトが向いてしまいます。

 

主人公がプレイヤーの選択肢を無視するゲームといえば、『undertale』のとあるルートが有名だと思います。あとは[さよならを教えて]とか

ですが、あちらはホラー演出としてきちんと機能しており、巡り巡ってプレイヤー側が選択した結果なので受け入れられている印象です。

 

ですが、遥か5で主人公がプレイヤーの言う事を聞かない事に対して、後の伏線や特別な意味は含まれていません。

 

ただ主人公が自分勝手に動いているだけに見えるので、プレイヤーからすればイライラポイントでしかなく、

だから反感を買ってしまったんだと思います。

 

敢えてプレイヤーの選択肢を無視させるなら、

ゆきちゃんに「昔自分で自主的に行動しなかったせいで、大切な人を傷つけてしまったから」みたいなトラウマ設定がある…など、

後からゆきちゃんの不可解な行動の真相が分かるシナリオを作って欲しかったと思います。

 

ですが、実際にはゆきちゃんの行動は常に物語の都合で動かされている感があり、

「蓮水ゆき」という一人のキャラとしての行動の起点がいまいち掴めませんでした。

 

 

おまけに、主人公が一人で勝手に行動しても、何の事件も起こりません。

 

なので、ギスギスした世界観に反して緊張感が薄くなり、主人公にとって「優しい世界」に見えてしまいます。

何と言いますか…世界観規模で主人公を甘やかしているようにも見えてしまいます(;^ω^)

 

2)口だけで具体的な行動を起こさない

ゆき ダメな点2

今作の時代背景は幕末風の世界であり、黒船が来航して国全体がピリピリしている時期です。

なので、過去作の鬼と京の人達の対立のように、日本で活動している海外から来た人に対して、否定的な感情を持つキャラが多くいます。

そういったキャラ達の態度に、主人公が苦言を呈します。

設定資料集に主人公は何事も偏見なく受け入れるって書いてあったんですが…?

 

主人公の言い分も分からなくはありません。

そして、決してお花畑的な思考自体がダメという訳ではありません。

 

例えば、舞一夜での詩紋君のように、双方の橋渡しになるべく、その結果が成功か失敗はどうあれ、

今の自分が出来る事を考えて一生懸命行動し、または、周りから否定されても自分の持つ価値観を貫いていれば充分好印象を持てます。

 

しかし、実際のゆきちゃんは問題に首を突っ込む割には、「みんな差別しないで仲良くしましょ」と口だけです。

具体的な行動を起こさないので印象は良くありませんでした。

 

そもそも、フェンシングの剣を所持+男性八人を引き連れてる女性に「誰も傷つけないで」と説教されても

お前は何を言っているんだ?」状態です(;´Д`)

 

とにかく、シナリオが全体的に「主人公の考えこそ清く正しい、幕末の人間は心が狭く野蛮」と言いたげな描写が非常に鼻に付きます。

レビュー記事でも書きましたが、製作者は幕末に何か恨みでもあるんですか?(;^ω^)

 

3)乙女ゲーの主人公っぽくない描写が多い

これはあくまで個人の意見ですが、ゆきちゃんは元々乙女ゲームの主人公として作られた印象がありません。

どちらかというと、RPGや少年漫画のヒロイン的ポジションの女の子キャラ…という印象は強いです。

何故かというと、例えば…

 

主人公の入浴シーンのワンカット、

 

※2枚目はとあるキャラとの恋愛√のスチルなので、切り抜きしています。

それ以外にも、足湯だの着替えだの、やたら主人公が脱ぐシーンが入ってきます。

 

…これ、女性向け恋愛アドベンチャーなんですが(;^ω^)

 

ゆきちゃんを世間知らずキャラとしてギャグシーンや、シナリオ上必要なら有りだとは思いますが、

こういった描写がウケるのは、どちらかと言えば男性向け作品だと思います。

 

これが女性である都の前だけなら100歩譲って「まぁ女同士で幼馴染だし…」と思えます。

ですが、知り合ったばかりの男キャラの前でもこのような行動をするので、

どうしても「主人公…本当に年頃の女子高生?」と気持ち悪い幼さが目立ってしまいます。

 

お風呂上りに裸で駆け回る幼児じゃないんだから(;´Д`)

 

そもそも、コーエーの乙女ゲームが何故受けたのか、それは未成年の女の子が憧れる清らかな恋愛をきちんと描写していたからだと思います。

過去作でも恋愛的な描写がありました。

ですが、ハグやほっぺにキス止まりで、あくまで年頃の女の子の憧れる恋愛描写を意識している印象がありました。

 

ですが、今作では上記の様な主人公の入浴&薄着描写があったり、年上の攻略キャラが主人公の腰に手を回してドヤ顔したりと、

全体的にセクハラ臭い描写が多くて、今までの遥かシリーズと比べると描写が生々しく…全体的に下品な印象です。

12歳以上ならプレイ出来るゲームでこれはちょっと…(;´Д`)

 

こういった乙女ゲームなのに女性層を意識していない描写が、ゆきちゃんが受け入れられなかった理由なんじゃないかな?と思いました。

徹底して主人公にだけ甘い世界観&登場キャラ以外の命の軽視

前述でも書きましたが、今作はとにかく主人公に優しい世界で構成されています。

 

まず疑問に思ったのは「序盤の飛行機事故の時、同じ飛行機に搭乗していた他のお客さんはどうなったの?」という点です。

砂の世界が荒廃した現実世界という設定なので、その流れで人類が絶滅した(でも主人公のお家は綺麗に残っている)と思えば良いのかと思いますが…、

心優しい筈の主人公がそこをスルーなのが気になりました。主人公と愉快な仲間達以外の人の命は虫けら同然ですか…そうですか(;´Д`)

 

そこで、「龍神の巫女 or 八葉 or 黒龍の巫女だからという理由で生き残ってしまった事、龍神という存在に疑問を持ちつつ役目を全うする」

…なんてちょっとダークな設定からスタートすれば面白そうですし、命の価値という点で

「大切なものを、この命で守る」というテーマも活きていたと思うんですが…_(:3」∠)_

 

異世界に行ってからも色々首をかしげる点は多々あり…

 

また、安全なのか分からない、差出人不明の傷薬を喜んで塗ったり、

 

またまた差出人不明の花を貰って「妖精さんからみたい」と喜んだりと…

現代社会でも警戒しそうな現象を素直に受け入れてしまうので、プレイヤーが感情移入がしづらい性格になっていると思います。

紫のバラの人を思い出したのは私だけでしょうか。

 

そして、これが本当に傷を治す薬なのでプレイヤーとしては反応に困ります。

ここで「おい!それは毒薬だ!」とか攻略キャラ忠告してくれる場面だったり、

本当に毒で「私はなんて馬鹿だったんだろう…。」と主人公が反省する場面にもなりません。

 

なので、前述した主人公にだけ「優しい世界」…という印象が濃くなっていくだけです。

乙女ゲーなのに恋愛的なイベントに対して反応が薄い

恋愛ゲームのメインディッシュと言えるのは、やはり攻略キャラとの恋愛イベントだと思います。

歴代主人公も年頃の女の子とあって、攻略キャラと接近したら時には悲しみを分かち合い、

また時には頬を赤らめたりするので、プレイヤーとしても「あらー( *´艸`)」とニヤニヤしてしまうシーンでもあります。

 

ですが、今作では攻略キャラが主人公を攻略しようとしている感が強いです。

何故そう思ったのかと言うと…

 

※高杉さん√のスチルですが、ネタバレ防止の為に顔だけ映しました。

 

攻略キャラと良い雰囲気なのに、ゆきちゃんは抱きしめられようが囁かれようが毎回ほぼ無表情で対応します。

真顔で攻略キャラを見つめる姿はどう見てもホラーです((((;゚Д゚))))

 

あと、恋愛スチルなら普通攻略キャラ(要は男性側)が正面に映るように描きませんか?(;^ω^)

こんな調子で、スチルでは主人公は無表情な事が多いのが気になりました。

 

遥か5 現実世界

シナリオ上では微笑む差分があるのに…何故かスチルでは無表情です。

これには何か深い理由があるのかと思えば…特に伏線や言及はありません。

そういった表情にさせるなら…

個人的に無表情でも納得が良く設定
  • 主人公が「こころのかけら」を失っているから恋愛的な感情が乏しくなっている(話が進むにつれて表情が戻ってくれば尚良い)
  • とある事件がトラウマになって恋愛恐怖症 or 好意的な態度を取られると表情が強張ってしまう
  • 記憶喪失で本来の性格は違う

など、何か特殊な設定があれば良かったと思います。

 

何も「主人公は攻略キャラと絡んだら始終顔を赤らめろ!」と言いたい訳ではありません。

無表情にするくらいなら、いっそ後ろを向くか表情が見えないように工夫してスチルを描いて欲しいと思いました。

乙女ゲーなのに攻略キャラの行動に対して反応が薄いのは、エロゲーなのに性行為に消極的な主人公並みに場違い感があります_(:3」∠)_

「戦う巫女」という設定とゆきちゃんの性格が噛み合ってなかった

遥かシリーズでは、3の望美ちゃんから主人公は武器を持って戦うようになりました。

しかし、ゆきちゃんというキャラクターが、「戦う巫女」という設定と噛み合っていなかったのがプレイヤーから嫌われた要因だと思います。

 

何故かというと、ゆきちゃんは歴代主人公に比べると大人しい性格で「誰も傷つけたくない」とよく言っています。

ですが、そう言う割にはフェンシングの剣で思い切り戦っているのが違和感があります。サイコパスかな?

 

何というか、戦う主人公像をゆきちゃんというキャラに無理やり当てはめている気がして違和感があります。

 

ゆきちゃんのような性格なら、遥か1や2の主人公の様な支援タイプでも充分キャラが立っていたと思います。

なのに、「遥かシリーズの主人公は、とりあえず武器持たせて戦わせればウケるだろ」みたいな適当さでフェンシングが得意設定を入れたようにを感じます。

 

これはあくまで個人的な意見ですが、遥か3から続く主人公を戦える女の子にする風潮、そろそろ無くしても良いんじゃないか?と思っています。

私は格好良い女主人公も好きですが、大人しかったり女の子らしい主人公も好きです。

 

乙女ゲーだからこそ、どんな性格の女の子も主人公として活躍出来る作品を作って欲しいと思います。

そもそも乙女ゲーでキャラと逆ハーレム的な関係性は相性が悪い

今作の主人公と八葉の関係性は、仲間…というより逆ハーレム的な関係性が近い印象です。

ですが、決して逆ハーレムという関係性自体を否定している訳ではありません。

 

元々そういったコンセプトの恋愛ゲームだったら別に問題はなく、

いっそ「攻略キャラ全員を幸せにしよう!」みたいなゲームシステムなら、作り方次第では充分面白いゲームになると思います。

ですが、乙女ゲームでもギャルゲーでも、大抵の恋愛シュミレーション系ゲームでは最終的に選ぶのは1人です。

 

それなのに、始めから攻略キャラ全員から積極的に好意を持たれると、主人公がどうしても女王蜂的なポジションに見えてしまいます。

そうなると、「選んだ主人公」と「選ばれた攻略キャラ」…という感じで、

どうしてもキャラと主人公が対等な関係には見えず、例え攻略を一人に絞っても他のキャラの顔がチラついてモヤモヤ感が残ります。

 

逆ハーレム系の恋愛にするなら、いっそ主人公を巡って3角関係が勃発したり、

最終的に誰を選ぶのかプレイヤー側が悩んでしまうくらい、究極の選択を用意してくれれば良かったと思います。

ですが、ゆきちゃんは前述した通り、キャラからの恋愛的アプローチに対して無反応である事が多いです。

 

また、攻略キャラを侍らせてる割には、キャラからの恋愛的なアプローチに対して時折セクハラでもされているみたいにちょっと迷惑そうな反応をします。

逆ハーレム的設定自体が乙女ゲーとは相性が悪いのに、さらに主人公が恋愛的展開に消極的な態度なので

状況と本人の態度のちぐはぐ感があり、何を描写したいのかがよく分かりません。

各攻略キャラ達の中身が薄く、主人公のハーレム要員でしかない

乙女ゲー然り、ギャルゲー然り。

攻略したいと思うキャラに対して、プレイヤーは「○○な所が好き!」とか「○○とのシナリオが気になった!」など、

見た目や性格、またはシナリオ展開など何かしらの魅力を感じて個別ルートに進むと思います。

ですが、遥か5では、各攻略キャラ達の個性が薄く感じました。

 

遥かシリーズは、8人+αの攻略キャラ達がそれぞれ目的や葛藤がありつつも、

主人公と共に未来に希望を持って困難に立ち向かう過程が魅力の1つだと思います。

 

ですが…今作の攻略キャラ達は、モチーフになった人物の史実をなぞるだけで、過去作で見た展開になるキャラばかりでした。

 

遥か3でも、史実をなぞった展開はありました。

ですが、史実と同じ展開はその攻略キャラの見せ場として描いており、

キャラ自身が格好良く魅力的に見れるように上手く工夫がされていたと思います。

 

遥か5の舞台である幕末は最終的に命を落とした歴史上の人物が多いので、魅力的に見せるのは難しかったのかもしれません。

しかし、「ほら泣けよ、感動シーンだぞ。」と言わんばかりにバッタバッタとキャラが倒れるので悲壮感なんて無く、

お世辞にも感動したり魅力的なシーンがありませんでした。

 

全体的に攻略キャラを魅力的に見せよう…という気概がどのシナリオでも感じられず、全員元気な時は主人公をageている時だけです。

なのでどうしてもキャラ個人の魅力が伝わりづらく、ゆきちゃんの為に作られたハーレム要員8人…という印象が強いのが残念でした。

各キャラの印象が薄すぎて、主人公の素行が悪目立ちしてしまったのではないか?…と私は思いました。

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じゃあ、どうすれば良かったのか

物語の中で成長させる

ゆきちゃんは遥か3や遥か4のような、個性があるRPG系主人公です。

前2作の二人は物語の中で成長していましたが…今作のゆきちゃんは、良くも悪くも作中で内面があまり変わらない子です。

 

遥か2のように異世界で天涯孤独ではなく幼馴染が3人居て、荒廃した現実世界でも自宅はそのまま。

おまけに登場するキャラの過半数が主人公を過剰にチヤホヤするので、主人公の閉じた世界は異世界に行ってもさほど変わりません。

 

一応、1週目を経て世界を救う決意をしますが、それがゆきちゃんの性格を大きく変える要因にはなりません。

その所為か、第一印象の頼りない雰囲気が拭えず、運命を変えている…というよりは、運命に振り回されている印象があります。

 

なので、最初は頼りなくても良いんですが、もうちょっと主人公が成長するような展開があれば良かったなと思いました。

 

また、「二つの世界を救う!」という大きな目標がある割には、結局は八葉&サブキャラという狭い人間関係で物語が完結してしまっているので、

もうちょっと、世界を救った事が分かりやすい描写が欲しかったと思いました。

設定を盛るなら、きちんと納得がいく描写 or 展開に変える

遥か3でも書きましたが、遥かシリーズの製作者は主人公に対して設定を盛る割には、説明不足な点が目立ちます。

前述しましたが、ゆきちゃんはどう贔屓目に見てもフェンシングで賞を取るレベルの活発な女の子には見えません。

おまけに性格もぽやっとしていて、フェンシングのような瞬発力が求められそうなスポーツが得意そうに見えません。(;^ω^)

 

また、フェンシングが得意設定があるのに、設定資料では「ちょこちょこ熱を出す」という設定がつけられているので

 

熱出すなら体質の人が賞取るレベルで練習するとか、大抵ドクターストップ掛かるだろ(# ゚Д゚)

…というか、「医者の卵の瞬さんは何も言わないんかい!」思ってしまいます(;´Д`)

 

なんとなく製作者が思う「ぼくのかんがえたかんぺきなかわいいしゅじんこう」のイメージはわかります。

ですが、思いついた設定を付け加えているだけで悪魔合体したキメラ状態になっています。

 

設定を付けるなら付けるで、「病弱な自分が嫌で、少しでも体を鍛える為にフェンシングを始めた」とか、

「異世界に居る時は白龍の加護で病気になりにくくなっており、自衛のために攻略キャラからフェンシングを習った」とか、

背景が分かれば納得がいったと思います。

せっかく大人しい系の主人公にしたのなら、原点回帰でまたサポート系に戻しても良かったと思う

前述でゆきちゃんは「戦う巫女」に向いてないと書きました。

それなら、いっそのこと八葉抄や遥か2のように、「龍神の力で攻略キャラをサポートする」主人公にして戻しても良かったんじゃないかな?と思います。

というのも、今作の主人公は、武器が使える事が有利になるような展開がシナリオ上で無いからです。

 

それなら本人の希望通り、戦うのは怨霊相手のみで、戦うのは八葉に任せても良かったんじゃないかと思います。

主人公に命を賭けさせることがテーマなら、それこそ前線に立たせるべき主人公ではなかったと思います。

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何故私は主人公を嫌いではないのか

好き勝手書きましたが、私は決してゆきちゃんは嫌いではありません。

あくまで「嫌いではない」だけで、決して「酷い点は無かった!」と思ってません(;^ω^)

ですが…

ネット上で書かれているほど性格は酷くはない

ググるとゆきちゃんに対する恨みつらみが書かれていたので、「どんだけやねん」と思って構えてプレイした訳ですが…

ある程度プレイした印象は「あれっ?ネットで言われているほど酷くないぞ?」でした。

 

1)「お家」や「お部屋」発言はあまり気にならなかった

よく言われている「お家」や「お庭」発言ですが、一応主人公はゲーム内で登場する自宅の豪華さから分かるように、

主人公は裕福な家の生まれですし、設定資料本にも「主人公は厳しい教育がされていたect…」という設定もあったので、

そこまで私は気になりませんでした。

 

リアルでも、敬語として「ご自宅」とか「お部屋」と言う事も偶にあるので、「そんな叩く程か?」というのが正直な感想です。

 

遥か5 お家発言

個人的には主人公をぶりっ子的に見せたかったというよりは…

このクソ寒い駄洒落を取り入れたかったから、ゆきちゃんにお家設定に加えただけでは?と思ってます(;^ω^)

 

2)確かにスチルに頻繁に主人公が映っているけど、問題はそこじゃない

また、主人公がスチルに映り込んでいる事が批判されます。

ですが、それは遥か2や遥か3…というか遥かシリーズのスチルではよくあった事なので、私はあまり気になりませんでした。

他の主人公なら良くて、ゆきちゃんだけスチルに映っちゃダメな理由が良く分かりません。(;´Д`)

 

というか、スチルに関してはゆきちゃんが映り込んでいる事自体が問題ではないと思います。

遥か5 カットイン

問題すべき点は、スチルの焦点を主人公に当ててしまっている事です。

 

例えば、上記の画像なら瞬さんの顔に焦点を当てて、主人公の頭だけ映しても、

これは瞬さんが主人公を背中で庇っているシーンだとプレイヤーにも伝わる場面だと思います。

なのに、主人公の顔が映る様に描写してしまっている事で、一瞬「この場面何してんの?( ゚д゚)」と思ってしまうカットイン絵になってしまっています。

 

上記以外のスチルも、主人公が中心になるように描かれてしまっているのが、変に目立ってしまう原因だと思います。

 

他ナンバリングだと、主人公が出ていても攻略キャラが中心に描かれています。

また、主人公とツーショットスチルがあっても、その際は主人公は後ろを向いていたり、

一歩下がった立ち位置に描かれていたりと、主人公があまり目立ち過ぎない位置に居ました。

少なくとも攻略キャラが見切れる事は無かったので、もうちょっと工夫して欲しかったなぁ…とは思います_(:3」∠)_

主人公だけが…というより、登場キャラが全体的に残念

何度も書きますが、個人的には私はゆきちゃんより都の方が何百倍も嫌いだし、受け入れられませんでした。(;^ω^)

ですが、あまりにも主人公がぶっ叩かれるので、「じゃあ、主人公を変えたらこの作品は良くなるのか?」というと…そんな事はないと思います。

 

レビュー記事でも好き勝手書きましたが、例えゆきちゃんだけを変えたとしても…

  • 個性が薄い八葉
  • 黒龍の巫女なのに壊滅的に性格が悪い都
  • カルト宗教並みに主人公を称賛しまくるサブキャラ。
  • 存在が空気レベルの悪役

仮に主人公だけ変えたとしても、これではゲームの残念さは変わらないと思います。

 

よって、主人公だけがダメなのではなく、全体的に見た目以外キャラに魅力が無いのが遥か5の残念な点だと思います。

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まとめ

遥か5をプレイする前はとにかく主人公が叩かれまくっていたので「そんなに酷いのか」と身構えてプレイしていましたが…

個人的には都の方が嫌いになるレベルで酷かったので、主人公はまだマシに思えました。

ネットの意見を見るだけではなく、実際プレイしたら印象が変わる事ってありますよね(;^ω^)

 

何故私がこんな記事を書いたかというと、

主人公が叩かれまくってるし、実際うーん…と思う点もあるけど、決してネットに書かれてるほど酷い主人公じゃないよ」という事を伝えたかったからです。

好き嫌い分かれるキャラではありますが、決して傲慢なキャラではないので、興味があれば是非プレイしてみて欲しいと思います。

 

何度も書いてアレですが、ゆきちゃんは初代や遥か2のように封印や回復などサポートに特化したキャラにすれば、

もうちょっと魅力的なキャラになったんじゃないかな?と思えてなりません。

酷い…というか、特殊過ぎる設定を持ったせいで全体的に惜しい主人公だな…と思いました。

 

この後続編の風花記をプレイするんですが…不安が8割、これだけ叩かれたんだから多少軌道修正…するよね?という期待2割です。

楽しくプレイ出来たら良いな、それではっ!

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