この記事は「遥かなる時空の中で 舞一夜」において、各キャラを攻略した感想を語っています。
なので、これからプレイする予定の方 or 未プレイの方や、個人的な視点の意見が苦手な方はブラウザバックをお願いします。
感想記事を書いてたのに、投稿するの忘れてました
さて、以前「遥かなる時空の中で 舞一夜」のレビュー記事を書きました。
「私の感想とか需要無いでしょHAHAHA」とか思っていたら、遥か3の感想記事など、見て下さる方が多いようなので、
せっかく全ルートクリアしたので、今回も各ルートをクリアした感想を語りたいと思います。
PS2作品をディスプレイでプレイしてみたい方は、以下の記事を参考にしてみて下さい。
過去シリーズのレビューを見たい方は、こちらの記事をどうぞ。
ですが、ボロクソ書いてる部分もあるので、批判意見が苦手な方にはおすすめしません!
他のナンバリング作品の感想を見たい方は、こちらの記事をどうぞ。
それでは、各キャラを攻略した感想を語りたいと思います。
キャラの簡単な紹介ついては、以下の記事に書いているので「○○ってどんなキャラ?」
と気になる方は見てみて下さい。
各キャラのシナリオをクリアした感想
源頼久(みなみとのよりひさ)
天の青龍である頼久さんです。
忠誠心が強く、今作でも雨の中、主人公が見たいと言っていた花を採ってきてくれる
など、主人の願いを叶える事も武士の務め…というスタンスは変わりません。
以前の記事でも書きましたが、頼久さんの新衣装が格好良くて好きです( *´艸`)
頼久さん√は…全く同じではありませんが、正直大筋は前作の「遙かなる時空の中で ~八葉抄~」と一緒でした。
ですが、今作は頼久さんの悲しい過去を乗り越える過程が中心になっていた印象です。
前作は「お守りしたい」と言う割には戦っているスチルがなかったのですが、今回はスチルも描写もあって個人的には満足です。
また、頼久さんが過去を話した後、背中を押すような言葉と共に頼久さんをそっと抱き寄せる主人公のスチルは、
お互いを尊敬して惹かれ合っている雰囲気が出ていたと思います。
「遥かシリーズ青龍組に力入れてる印象なのに、あっさり終わっちゃったな(´・ω・`)」
とちょっとがっかりしつつエンディングを見ていたら…エンディングから本気出してきました。
怨霊の封印を終えて、元居た世界に帰る準備をする主人公に会いに行く頼久さん。
お互いがお互いを気遣っているような…歯痒い会話が続きます。ジレッタイ…。
その場を去ろうとする頼久さんに、主人公が思い切って「本当は帰りたくない!頼久さんと一緒にいたい!」と言った瞬間
…几張越しに頼久さんに思い切りハグされます。
乙女ゲーらしくて、此処のスチルは個人的に好きです。(*’ω’*)
前作でもそうでしたが、頼久さん√はきちんと乙女ゲーに求めている描写や要素を入れている気がします。
個人的に2番目に好きなシナリオでした!
森村天真(もりむら てんま)
地の青龍で、主人公とは幼馴染の天真君です。
今作はお兄ちゃんらしさが前作より増しており、熱を出してしまった主人公の世話を
焼いてくれて、お見舞いに野イチゴを持ってきてくれます。
詩紋君√では、とある出来事に対して詩紋君を怒鳴らず、でもきちんと諭すように詩紋君に指摘する姿が先輩らしくて好印象でした。
今作でも、一人で色々抱え込みがちな天真君。
ですが、前回は妹さんに対する後悔から、今作は主人公の為…と誰かの為に頑張る姿は格好良いと思いました。
お兄ちゃん系のキャラが好きな方は、楽しめるルートだと思います。
ただ、前作に比べて蘭ちゃんが完全に空気だったので「天真君、妹さんの事忘れちゃったの?」レベルで話題に出さないのが…
主人公との恋愛に重きを置きすぎた反動でちょっと残念でした。(;^ω^)
イノリ
天の朱雀、普段は鍛冶屋見習いをしています。
前作だと、詩紋君を鬼の仲間だと言ったり、理由は分かるけどカッとなってすぐ怒るので
…正直前作のイノリ君の印象はあまり宜しくありませんでした。
イノリ君√では色々あって主人公すら疑い出しましたからね(;^ω^)
ですが、今作は八葉が仲が良くなった状態からスタートするので、今作では兄貴分的な面が全面に出ていて、前作に比べると嫌な印象がありません。
鍛冶屋見習いの設定もきちんと生かされていましたし、季史さんに嫉妬したりと乙女ゲーらしい要素もありました。
嫉妬した時は、またカッとなって主人公に怒鳴り散らすんじゃないかと冷や冷やしましたが、
ちょっと距離を置く…という大人の対応でホッしました。
前作がお姉さんとイクティダール関係のシナリオっぽいので、
今作は主人公との甘酸っぱい恋愛に重きを置いている印象で良かったです。
流山詩紋(ながれやま しもん)
地の朱雀であり、元居た世界では主人公と天馬君の後輩ですが…今作でも鬼と似た見た目
から差別されてしまう詩紋君です。ピンク髪やオレンジ髪は良いのk(ry
前作の「遙かなる時空の中で ~八葉抄~」では、鬼の一族であるセフルとの和解を望んでいました。
ですが…何やかんやあってセフルが廃人化してしまい、結局和解は叶わず…というスッキリしない結末でした。
ですが、「遥かなる時空の中で 舞一夜」の詩紋君√は「鬼との和解」に重きを置かれています。
セフルだけでなく、京に人々の鬼に対する認識を変えようと詩紋君が奮闘する物語です。
詩紋君√で、戦う事に躊躇う詩紋君を諭す天真君が本当に先輩らしくて格好良くて好きです。( *´艸`)
その後凹んでしまう詩紋君ですが、主人公の励ましもあって再び鬼との和解を決意します。
敵意を見せるセフルに対しても正面からぶつかっていき、
身を削って鬼と人との心の隔たりを壊そうと行動に起こす詩紋君の姿が格好良かったです(´;ω;`)
今作の詩紋君√は、「遙かなる時空の中で ~八葉抄~」の詩紋君√で
こういうシーンが見たかったんだ…!という要素が詰め込んであります。
前作ではウジウジしていてちょっと鬱陶しい印象さえあった詩紋君が、
今作ではきちんと行動に起こしていてとても好印象でした。
個人的に、1番好きなシナリオです!(*’ω’*)b
藤原鷹通(ふじわらのたかみち)
天の白虎であり、貴族出身で普段は治部省に勤める役人をしています。
全体的なシナリオの流れは…「遙かなる時空の中で3 十六夜記」の譲君√と似ていてちょっと残念でした(´・ω・`)
ですが、龍神に気力が吸われても鷹通が喜んでくれるなら…京が平和になるなら…と頑張る主人公の姿が巫女らしくて健気でした。
自分の発言で巫女が倒れるまで頑張ったなら、鷹通さんじゃなくても泣きますね。
鷹通さんに泣かれると、罪悪感が半端ないです(;^ω^)
譲君√違ったのは、
- 鷹通さんが伝承について知らなかった事
- 鷹通さんは決して依存タイプではない(譲君がぶっ飛んでるだけ説)
- 巫女の力だけに頼らずに、力を合わせて戦おうと決意する
以上の様に差別化はされていたので、真面目な鷹通さんらしいシナリオではありました。
橘友雅(たちばなともまさ)
地の白虎であり最年長キャラです、彼も貴族出身で左近衛府に勤める少将をしています。
今作でもブレずに甘い言葉を囁くキャラですが…
今作では友雅さんが働く内裏が舞台という事も有り、主人公に内裏の作法を教える先生的なポジションになっています。
琴や和歌を教える中、一生懸命学び上達する主人公を誇らしく思います。
その反面、周囲の人にも一目置かれ始めた主人公を見て、
「いつか彼女本来の魅力が消えてしまうのでは…?」と、友雅さんにしては珍しい葛藤が描かれています。
ですが、そんなことは全くありませんでした。
怨霊が出てきたら、主人公は邪魔な羽織をバサッ!!と脱いで戦闘態勢に入ります…カッコイイ。
今作は、友雅さんの独白が多めに描写されているので、前作だと掴み所が無い男性…という印象から、
主人公に対して一人の男性として葛藤する姿が描かれていて良かったと思います。
永泉(えいせん)
天の玄武であり、訳あって出家した人物です。
今作の永泉さんを一言で表すなら…
完全にヒロインポジションです。
決してあかねちゃんをsageている訳でも誇張でもなく、今作では主人公よりヒロインしています。
前作では「自分は八葉として迷惑にならないだろうか」と役目に対して後ろ向きな感じでした。
今作では、貴族であり僧侶の立場である事から、主人公と距離を置いてしまいます。
主人公と一緒にいる時間に幸福感を感じながらも、周囲の視線や主人公に対する言葉に耐えられず、
「自分が傍に居てはいけない」とよそよそしい態度が目立っていきます。
主人公を想って、でも迷いは晴れずに涙するスチルが…どう見てもヒロインです。
面白そうなシナリオだったのにサクッと終わってしまったのが残念ですが、
永泉さんの立場はお付き合いする上で無視できない壁である話題だったので、個人的には楽しめました。
阿倍泰明(あべのやすあき)
地の玄武であり、あの安倍晴明の一番弟子さんです。
今作では泰明さんの住む邸に入ることが出来ます。
式神が居たり、簡単には邸に入れない仕掛けがあったりと…
アルソック並みのセキュリティの邸でしたが…後半の怒涛の展開を見せます。
泰明さんが主人公を守る為に戦い、動かなくってしまいます。
主人公は泰明さんを助ける為に、あの安倍晴明に直談判に向かいます。
どうなるかと思ってたら…急にEDが流れて「ファッ!?( ゚Д゚)」となりました。
エンディングでは息を吹き返した泰明さんのスチルが出て来ますが…動かなくなった時のスチルがホラーチックで怖かったです((((;゚Д゚))))
今作は、前作だと比較的守られキャラだった主人公が行動に起こして頑張っているのが好印象でした。
泰明さん√は尺が足りなかったのか、あっさり終わってしまったのが残念です(;^ω^)
まとめ
全体的にシナリオが短めなのが難点ですが、内容自体はどれも良かったと思います。
ファンディスク的作品がこのクオリティなら、リメイク作のAltimate版をプレイしようか考え中です(;^ω^)
遥か1に興味がある方は、是非舞一夜もプレイしてみて下しさい!それではっ!